
大会テーマ:ツーリズムから考える自然体験の価値
日本野外教育学会第28回大会を天理大学にて開催させていただきます。みなさんもご存じのように、奈良は日本最初の都と言われる「藤原京」や「平城京」が置かれていました。また野外教育の源流と言われる「修験道」も、その総本山は奈良吉野にある金峯山寺蔵王堂です。さらに天理の地は天理教の聖地「ぢば」であり、このように昔から奈良の地には、多くの人たちが行き交っていました。そんな日常生活圏外を訪れるツーリズムで、近年はグリーンツーリズム・エコツーリズム・ウエルネスツーリズムのように自然を活用した新たなツーリズムの形態が見られるようになっています。訪れた地域の歴史分野や自然環境を活用することで、環境保全や健康増進、ウェルビーイング、さらにはその地域の活性化にも繋がることが期待されています。
このような背景から、今大会のテーマを「ツーリズムから考える自然体験の価値」と設定いたしました。